IIJmioのタイプD・タイプAどっちを選ぶ?迷ったときの判断基準【2026年8月】
公開:2026年8月7日 更新:2026年9月1日
「IIJmioに申し込みたいけど、タイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)、どっちを選べばいいの?」と迷っていませんか?
結論から言うと、SIMロック解除済みの端末なら、対応バンドさえ合っていれば技術的にはどちらのキャリアでも使えます。ただしバンド表を自分で調べて判断するのは手間なので、迷ったときは「すでに使っている・実績のある回線に合わせる」のが簡単で確実な近道です。筆者自身、すでにahamo(ドコモ回線)を契約していて、IIJmioの動作確認端末リストがahamo・ドコモの端末傾向と近いと感じたため、同じくドコモ回線(タイプD)を選びました。この記事では回線タイプの違い、判断の考え方、実際に選んだ理由、そして同じドコモ網を使うahamoとの実測速度比較までまとめます。
【結論】迷ったときの判断基準
| 状況 | 選ぶべきタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| すでに他の回線でドコモ網(ahamo・docomo等)を使っている | タイプD(ドコモ回線) | 動作実績・対応バンドの傾向が近く、安心して選べる |
| すでに他の回線でau網(UQ・povo等)を使っている | タイプA(au回線) | 同上(au版) |
| 特にこだわりがない・SIMフリー機を新規購入 | エリアの電波状況で選ぶ | 主要バンドはどちらも対応していることが多い |
| それでも迷う | 動作確認端末リストで確認 | 機種名で実際の対応回線を検索できる |
料金はタイプD・タイプAで完全に同額です。SIMロック解除済みの端末は理屈の上ではどちらのキャリアでも使えるため、**選ぶ基準は「必須条件」ではなく「迷ったときの目安」**として考えるのがおすすめです。
さらに安心材料として、音声SIMなら後からタイプD⇔タイプAを変更できます(電話番号もそのまま)。ただし約2,600円と3〜4日かかるので、最初に決められるならその方が節約になります(手数料と手続きの詳細はこの記事の後半で解説します)。
タイプD・タイプAの違い
IIJmioは同じ料金プラン(ギガプラン)のまま、回線だけをドコモ回線(タイプD)とau回線(タイプA)から選べます。
| 項目 | タイプD | タイプA |
|---|---|---|
| 回線 | ドコモ回線 | au回線 |
| 料金 | 同額(プランにより850円〜) | 同額(プランにより850円〜) |
| 対応バンド | ドコモの周波数帯 | auの周波数帯 |
| おすすめの端末 | 元ドコモ端末・ドコモ回線対応SIMフリー機 | 元au端末・au回線対応SIMフリー機 |
料金・データ容量・オプションはどちらを選んでも変わりません。違うのは「どのキャリアの基地局を借りているか」だけです。
筆者が実際にタイプDを選んだ理由
SIMロック解除した端末は、対応バンドさえ合っていれば技術的にはどのキャリアでも使えます。とはいえ、自分でバンド表を照らし合わせて確認するのは正直面倒です。筆者の場合、すでにahamo(ドコモ回線)を契約していて、IIJmioの動作確認端末リストを見たときにahamo・ドコモ向け端末の傾向と近いと感じたため、「すでに実績のある方に合わせよう」という考えでタイプD(ドコモ回線)を選びました。使用端末(Galaxy A52 5G)は過去にドコモで使っていたものでもあり、結果的にも特に問題なく使えています。
自分でゼロからバンド互換性を調べるより、すでに使っている・信頼できる回線に揃えるほうが、判断の手間もトラブルの可能性も減らせるというのが実体験からの感想です。
自分に合う回線タイプを確認する方法
- 他の回線ですでにドコモ・auのどちらかを使っているか思い出す:普段使っている回線(ahamo・UQ・povoなど)があれば、同じ系統に揃えると判断がシンプルになります
- IIJmio公式の動作確認端末リストで検索:機種名を入力すると、実際の動作実績(タイプD/タイプA)が確認できます
- 端末の購入経路を思い出す:ドコモ・auショップで購入した端末は、基本的にそのキャリア向けにバンドが最適化されています(ただしSIMロック解除済みなら他キャリアでも動作すること自体は可能です)
SIMフリー版として販売されている端末(メーカー直販モデルなど)は主要バンドを幅広くカバーしていることが多いため、その場合はエリアの電波状況で選んで問題ありません。
実測データで見る:タイプD(IIJmio)と同じドコモ網のahamoの速度差
タイプDを選んだ場合、「ドコモ回線」といってもahamoのような大手キャリアプラン(MNO)と全く同じ速度が出るわけではない点は正直に伝えておきます。IIJmioは同じドコモ網を「借りて」運営するMVNOのため、時間帯によってはドコモ本家(ahamo)との差が大きく出ます。
筆者は同じ自宅で、ahamo(Galaxy S24)とIIJmio タイプD(Galaxy A52 5G)を同時にFAST.comで計測し続けています。
| 計測日時 | ahamo(ドコモ回線・MNO) | IIJmio タイプD(ドコモ回線・MVNO) |
|---|---|---|
| 7/24 12:31〜12:33(昼) | 450Mbps | 3.6Mbps |
| 7/31 20:18〜20:28(夜) | 360Mbps | 69Mbps |
| 8/7 11:13〜11:14(午前) | 480Mbps | 63Mbps |
同じドコモ網を使っていても、正午〜13時台のようにMVNOが混雑する時間帯は速度差が大きく開きます。一方で夜間や午前中はIIJmioも60Mbps台まで出ており、時間帯を選べば実用上困らない水準です。この定点計測は毎週金曜に継続しており、最新データは実測記録の常設ページにまとめています。
※計測条件:自宅(横浜)・FAST.com・ahamoはGalaxy S24、IIJmioはGalaxy A52 5G。端末世代が異なるため、IIJmio側が実際より遅く見える方向のバイアスがある点はご承知おきください。
タイプD・タイプAに関するよくある疑問
後からタイプを変更できる?
できます。電話番号もそのまま引き継げます。 音声通話機能付きSIM同士であれば、タイプD(ドコモ網)⇔タイプA(au網)を変更できる仕組みが用意されています(2021年3月から提供)。解約して契約し直す必要はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | そのまま維持できる |
| 変更手数料 | 2,200円(税込)/枚 |
| SIMカード発行手数料 | タイプD 433.4円/タイプA 446.6円(税込) |
| 合計の目安 | 約2,630〜2,650円(税込) |
| 申し込み場所 | 会員専用ページの「SIM再発行・交換」(ギガプラン契約者の場合) |
| 所要日数 | 本人確認の完了後、最短3〜4日程度でSIMが届く(離島はさらに時間がかかります) |
注意点として、データ通信専用eSIM(2026年9月からの名称は「タイプI」)はタイプAへ変更できません。タイプ変更ができるのは音声通話機能付きSIM同士の場合です。
つまり「選び方を間違えたら取り返しがつかない」わけではありません。ただし変更には約2,600円と数日かかるので、最初の申し込み時点で決められるならその方が費用も手間も節約できます。この記事の判断基準は、その「最初の1回」をスムーズに決めるためのものと考えてください。
※手数料・手続き方法は変更される場合があります。申し込み前にIIJmio公式のQ&Aで最新の内容を確認してください(情報は2026年9月1日時点)。
タイプDとタイプA、どちらが速い?
一概にどちらが速いとは言えません。エリアやその時々の基地局の混雑状況によって変わります。自分の生活圏でドコモ・auどちらの電波が強いかは、現在使っているキャリアの実測経験や、周囲の評判が参考になります。
SIMロック解除済みなら、本当にどのキャリアでも使える?
技術的には対応バンドさえ合っていれば使えます。SIMロックは契約上の制限であり、解除すれば別キャリアのSIMを挿すこと自体は可能です。ただし端末が対応していない周波数帯のエリアでは、電波が弱くなったり通信速度が落ちたりすることがあります。5G非対応バンドの場合は5G表示が出ず4Gで繋がることもあります。近年の端末は主要バンドを幅広くカバーしていることが多いですが、心配な場合は動作確認端末リストで実績を確認しておくと安心です。
「タイプI」って何?タイプDと違うの?
2026年9月1日から、ドコモ網のデータ通信専用eSIM(ギガプラン/データプラン ゼロ/eSIMベータ版が対象)の名称が「タイプI」に変更されました。この記事で解説している音声・SMS対応の物理SIM「タイプD」とは別区分で、名称が変わっただけで料金・提供条件・手続きは変更ありません。この記事の内容や判断基準はタイプDのままお読みいただいて問題ありません。
まとめ
- SIMロック解除済みの端末は → 技術的にはどちらのキャリアでも使える。「必須」ではなく「迷ったときの目安」として選び方を考える
- すでにドコモ網(ahamo等)を使っているなら → タイプDに揃えると判断がシンプル
- すでにau網(UQ・povo等)を使っているなら → タイプAに揃えると判断がシンプル
- SIMフリー版を新規購入するなら → エリアの電波状況で選んでOK
- それでも迷ったら → IIJmio公式の動作確認端末リストで機種名を検索
料金はタイプD・タイプAで同額なので、判断に迷う必要はあっても損得はありません。IIJmioそのものの評判・実測速度・料金プランは以下の記事で詳しく解説しています。
カイ
格安SIMを実際に複数契約・乗り換えながら比較検証しています。料金・速度・サポートの3軸で中立的なレビューを心がけています。